AFP通信によると、アメリカの製薬大手メルク社とバイオ医薬品企業リッジバック・バイオセラピューティクスは、共同開発した新型コロナウイルスの経口治療薬「モルヌピラビル」の臨床試験で、同薬を5日間服用した後で患者のウイルス量が大幅に減少したと発表したようです。

今回の試験では、入院はしていない、症状のでているコロナ感染者202人が対象だったようです。

メルク社はほかにも、開発中のもう一つの経口治療薬「MK-711」で、コロナ感染で入院中の中等症・重症患者の死亡または呼吸不全に陥るリスクが50%以上減少したことを暫定的に発表していたそうです。

日本ではワクチンがやっと始まったところで、さらにワクチンの入荷の問題や注射器の問題などで、予定の接種時期もかなり遅れてしまいそうですが、治療薬の候補となる薬剤が見つかってきていることは朗報ですね。