東京大学の研究グループが、グルタミナーゼ(GLS)1阻害薬をつかって、加齢の原因となる老化細胞を選択的に除去し、肥満性糖尿病や動脈硬化症などの老化が原因となるような病気の症状を改善したことを世界最高峰の科学雑誌であるサイエンス(Science(2021; 371: 265-270)に発表しました。まだマウスでの実験結果ですのでヒトに効果があるかどうかは不明ですが、このGLS-1阻害薬はすでにヒトの癌治療薬として臨床試験が行われている薬剤なので、今後は、「若返り」を目的とした薬剤として期待されているそうです。見た目だけでなく、「元気に若返る」ことが可能になればうれしい限りです。

GLS-1阻害剤について調べていると、すでにyoutubeではホリエモンさんがこの研究結果についてわかりやすく解説している動画がありました。さすがに様々な情報にアンテナを張っているようですね。サイエンスという科学雑誌には宇宙に関する最新研究なども発表されるので、宇宙事業もされているホリエモンさんも目を通しているのでしょう。